古楽奏法系にありがちな、薄味軽快な演奏とはかなり異なる。
アップテンポではあるが、音が分厚くメリハリと歯切れのある、小編成のオケとは思えない迫力。
エロイカは殆んどフルトヴェングラー・カラヤン等で聴いているが、その耳にも全く違和感を感じさせない、フルトヴェングラーにひけをとらない演奏の厚みと迫力がある。
ピリオド奏法に対する食わず嫌いの偏見がどこかに吹っ飛んだ感じ。
早速次は”運命”を注文し聴くのを楽しみにしている。
録音もかなり秀逸。
24/96のハイビットハイサンプリング録音が、CDへの録音となっているため完全には活かしきれていないが、それでもこのCDに詰まった情報量が音の分厚さ・迫力を支えていることは確かだろう。
古楽奏法に躊躇している方に、是非一度は聞いていただきたい一枚である。