ジンマンの話題になったベートーヴェンの交響曲全集の再編集版です。デル・マー校訂のベーレンライター版の新全集による録音。聞き慣れたベートーヴェンを、根底から覆した革新的な新鮮さがこの録音の魅力だが、少々やりすぎの面も‥。「英雄」や「運命」の管楽器ソロの装飾的な変奏!他の曲にも、このような変更が加えられているが、ここまでやられるとベートーヴェンの造形美を台無しにしてしまう恐れがある!ベートーヴェンの音楽に全く別な音楽が入り込んだようで疑問が残る‥。ベートーヴェンが作曲した箇所をわざわざ変更しなくても‥。変更箇所が曲から浮いてしまい全くの逆効果!他の方々はどう感じるか分からないが、私は好きではありません!‥ただ、そのような箇所を除けば、ジンマンの演奏は素晴らしくフレッシュでダイナミック!リズムも歯切れ良く、若々しいベートーヴェンです!4番など、クライバーを思わせる爽やかな疾走感が気持ちよい!序曲集も同じく若々しい表現です!オーソドックスな演奏に飽きた方はジンマンの演奏を一度聴いてみると、斬新な演奏が刺激的で面白いかもしれません。心から感動できる演奏では無いかもしれないが、これもクラシック鑑賞の醍醐味かも!興味がおありなら、是非聴いてみてください。