1998年7月30日、アメリカ、ニューヨーク州サラトガ・パフォーミング・アーツ・センターにてライヴ録音。この『サラトガ・フェスティバル』は、通常はフィラデルフィア管弦楽団の夏のキャンプ地として毎年開催されていたらしい。ものすごい田舎にあるらしく、アメリカでは競馬で有名な場所らしい。何の縁でアルゲリッチはここのフェスティバルに参加するようになったのか、とても不思議である。
ぼくが知る限りイッアーク・パールマンとは初共演だと思う。同じ曲を相棒ギドン・クレーメルとはどちらも録音していて、聴き比べも楽しいライヴだ。個人的にはこの二人、音楽家として傾向が似ていると思う。故にどちらも同じ方向に突っ走る傾向があって、クレーメルのような正反対の音楽性を持っている人との組み合わせの方が面白い気がぼくはした。
どちらにしてもこの『サラトガ・フェスティバル』は今まで無かった組み合わせや、珍しい曲がどんどん出てきて、アルゲリッチ・ファンにはたまらない存在である。どんどん出して欲しい。