今日、横浜みなとみらいホールの「アリス=紗良・オット ピアノ・リサイタル」に行きました。
アリス=紗良・オットさんはベートーヴェンの演奏は得意なようで、「皇帝」、「ワルトシュタイン」などテレビで放映されているので、ご覧になった方も多いと思います。
そして、今日のリサイタルも、期待に違わず情熱のこもったダイナミックな鍵盤の響きで、大ホールを埋め尽くした多勢の聴衆を魅了していました。
私が彼女を知ったのは、3年前のタワーレコード渋谷本店で偶然に居合わせた「リスト:超絶技巧練習曲」の販促の為のミニ・リサイタルですが、あの時に「私は、杖をついたお婆ちゃんになっても、ずうっとピアノを弾きつづけていきたい。」と屈託無く満点の明るい笑顔で一生懸命にお喋りしていたお嬢さんが、ここまで大きく成長されたことに、とても感動を覚えました。
アンコールは、「ラ・カンパネラ」と「エリーゼのために」。
2日前のミューザ川崎での東京交響楽団とのコンサートでのアンコールは、「エリーゼのために」のみでしたが、今日は、アリスさんのピアノ・リサイタルということで、日本のファンの為の特別サービスだったのでしょう。
そして、今日、初めて気づいたのですが、アリスさんは「素足」で聴衆の前に現れ、そのままピアノ・ペダルを踏んでいました。
「私が完全に自分の国にいると感じるのは音楽の中でだけです。」と語る、アリスさん。
演奏会場のホールは、アリスさんにとっての「王国」であり、私たち聴衆は、そのひとときの中での「国民」かもしれません。
演奏会終了後のサイン会にも、一人一人に丁寧にサインをしていたアリスさん。
今年も、アリスさんの芸術性が、大きく花を咲かせることを期待しています。