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11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
深い精神性をたたえた、超名演,
By すみりーに (神奈川県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番 (CD)
基本的に、ベートーヴェンの『テンペスト』はどの楽章をとっても面白く、聴き応えのある名演奏が数多くLPやCDなどに残されたが、、、これほど神秘的な、精妙な響きを作り出せるピアニストはリヒテル以外にいままでも、これからも現れないであろう。
併録されているシューマンもなかなかよい。
33 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
奇跡的な演奏,
By
レビュー対象商品: ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番 (CD)
ギレリスやアラウのテンペストも大変魅力的であるが、この演奏は単に「感動」だけでは語れない超越的で神秘的なものを感じます。まさに奇跡的な演奏です。私も相当数聴いている方ではあるが、こんな演奏は聴いたことがありません。シューマンも絶妙なバランスであり、いや、バランスではないのかも知れない。リヒテルにとっては全てが必然のもとに演奏されているのでしょう、きっと。 これだけの名演CDがこんな廉価で手に入るとは、素晴らしい時代になったものです。
13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
リヒテルの「テンペスト」,
By
レビュー対象商品: ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番 (CD)
ベートーヴェンの「テンペスト」は最も好きなピアノソナタだった。
グルダとグールドのCDを持っている。 リヒテルがこれを弾いているのは知っていたが、CDを入手できずにいた。 聴いてみたら、驚いた。 音符を白紙の上に置いていくような出だしの数十秒で ただならぬことが起きていることが分る。 第1楽章、第2楽章も素晴らしいが、 標題の基になっている第3楽章はどうだろう。 グールドが4分35秒で嵐のように弾ききった楽章を、 リヒテルはゆったりとしたテンポ設定で約7分かけて表現する。 「エリーゼのために」を思わせる夢見る印象と響きで、ワルツか舞曲のように足を運ぶ。 ウクライナ出身の彼らしく、なんともいえない旋律の歌わせ具合、 可憐な少女がスカートを広がらせて踊る姿が浮かんでくる。 作曲者と曲と演奏者(ベートーヴェンーテンペストーリヒテル)が ひとつに融合し、音楽宇宙が出現している。 この演奏は1961年に、彼がロンドンを訪れた時にアビーロードスタジオで録音したものだが、 テープヒスこそ残っているが、石に鑿を打ち込んでいくような低音部や、 透明な高音部もきれいに再現されている。 レコードによる実質的な西側デビューとなる録音に、彼はこの曲を選んだ。 そこには、彼の曲に対する愛着と尊敬と自信が表れている。 ピアノ表現の充実を示しきる一枚、必聴盤。
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