ベートーベンのピアノソナタ全曲を解説している。
各曲毎に著者の入れ込み具合が違い、短いものでは2ページ長いものでは13ページとばらつきがある。
タイトルには「演奏法と解釈」とあるが、演奏法についてはあまり触れられておらず、主に著者による解釈とベートーベンのピアノソナタに関する精神性、哲学について譜例を交えて書き連ねてある。
そう言うわけで、本書は技術的な参考書とはなり得ない。技術的なハードルを乗り越えた人には価値のあるものになりえるのではないかと思う。
技術的な疑問などは
ベートーヴェンピアノソナタ集 (1巻) 全音ピアノライブラリーの解説の方がむしろ役に立つ。