「ベートーベンのあの髪型を一体どう描くのか」
これまで数々の漫画家が挑んできたこのテーマに、よしかわ進は00年代江口洋介を彷彿とさせるナチュラルなウェービーヘアーを大胆提案。
また、ベートーベンと言えば難聴の苦難に始まる壮年期の過酷な運命がまず思いつくが、よしかわはそんなベートーベンの、困難に立ち向かう不屈の精神にスポットを当てる。
精神的なタフさをガタイに込めたのか、ときおり肩幅がものすごいことになっており音楽家・ベートベンの体育会系的な一面も提案してくれるところが嬉しい。
ゲーテをして「彼はイカれてる」と言わしめたベートベンのエキセントリックな生き様は、ふんわりしたウェービーヘアのようにかなり控えめに描かれているが、子供達がこうした偉人伝から将来の目標を見出すためにはまずはハードルは低いほうが良いので伝記ではこれで十分。
ただ一個だけ不満があるのだが、なんで★は5個までなんだろうね。改善を求める。