前半のハイスピードな展開とは一転して、
後半はカンマエ、ルミ、ゴヌの三角関係と、努力家カンマエの音楽家としての葛藤や天才ゴヌとの確執、ルミの生き方を模索する苦悩が中心に描かれています。
そしてドラマのテーマが”恋愛か音楽か?”だと思って観ている方には、物足りないラストであることは否定できません。
ただ何度も見直して思うのは、このドラマは、やはり音楽を軸にしたヒューマンドラマだという事です。
ラストで、カンマエとルミの関係を曖昧なままにしておいたのは、それを観る人に委ねたかったからでしょう。
カンマエの年齢に近い私自身から見ると、男として、音楽家としてのカンマエのルミやゴヌに対する葛藤や苦悩はリアルだと感じました。
前半のカンマエは、性格は悪いがカリスマ性と自信たっぷりの大人の男性ですが、
後半のカンマエは、時に少年みたいな恥じらいや、葛藤や嫉妬の苦しさで感情を爆発させる弱い面がクローズアップされ、人間として共感できる部分が増えるのです。
20代の視聴者が理解しがたいカンマエも、40,50代が観れば納得し、愛おしささえ感じると思います。
ハ・イドゥンの年代、ルミ、ゴヌの年代、カンマエの年代、チョン・ヒョンの年代、キム老人の年代、
観る世代によって、クローズアップされる人物は代わり、異なった視点でこの物語が見えてくる気がします。
そういう意味でも、このドラマは購入して愛蔵版にしておいても損はないと思います。