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ベータ2のバラッド (未来の文学)
 
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ベータ2のバラッド (未来の文学) [単行本]

サミュエル・R. ディレイニー , 若島 正 , Samuel R. Delany
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,520 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

アンソロジーはSFの華。
SFに革命をもたらした<ニュー・ウェーヴSF>の知られざる中篇作を若島正が厳選。ディレイニーの幻の中篇、エリスンの最高傑作など
野蛮かつ洗練された傑作・異色作を集成!

内容(「BOOK」データベースより)

アンソロジーはSFの華。SFに革命をもたらした“ニュー・ウェーヴSF”の知られざる傑作を若島正が厳選!ディレイニー幻の初期中篇からベイリーの異色作、エリスンの最高傑作まで、全5篇+1。

登録情報

  • 単行本: 364ページ
  • 出版社: 国書刊行会 (2006/05)
  • ISBN-10: 4336047391
  • ISBN-13: 978-4336047397
  • 発売日: 2006/05
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.4 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 678,530位 (本のベストセラーを見る)
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1 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By hp トップ500レビュアー
形式:単行本
「ニュー・ウェーブSFのアンソロジー」という方針を信じて読むと肩すかしをくらいます。
いくらテーマを拡大解釈したとしても、現在新刊入手不能な名作は他にたくさんあるでしょうに、この選択はいかがかなと思います。

反面、あくまでアンソロジストの趣味で選んだ中短編集として考えると、どれも小粒ながら魅力のある作品として楽しめました。
どうしても表題作のイメージが強いですが、他も繊細、生硬ながら良い意味の俗っぽさ、安っぽさを備えた作品が多く「これがこの作家のベストとも思えないので、他の作品も読んでみよう」という気にさせるのは、アンソロジーとしては成功だと思います。

ただ、この仰々しい叢書でやる企画かなぁ、どこかの文庫でよかったんじゃないかな、という気もします。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
ディレイニーの未訳の中編がのっている。しかも、あの傑作『エンパイア・スター』と同時期の作品。ということで、思わず買ってしまいました。もちろん全盛期のレベルには及ばないけれど、これはこれで、ディレイニー以外の誰にも書けない傑作だと思います。ディレイニーの作品の凄さは、一回読んだだけでは解らない所にあるので、また読み返したいです。他の短篇に関しては、暇を見て読もうと思います。
このレビューは参考になりましたか?
9 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 天使のくま VINE™ メンバー
形式:単行本
 個人的には、本書はサミュエル・R・ディレイニーの「ベータ2のバラッド」+おまけ、といった本。だって、「ベータ2のバラッド」って、サンリオSF文庫の近刊に入っていたし、出版されれば「エンパイア・スター」くらいの厚さの本になっていたはず。って、すごく薄い本なんだけどさ。
 ぼく自身、ディレイニーの作品で最も好きなのは、「エンパイア・スター」っていうのがある。読んでいて「これで終わり?」みたいな半端さもあるけれども、何より“シンプレックス”“コンプレックス”“マルチプレックス”という認識のあり方の違いというのが説明されていて、そのことは読者を飛躍させてくれた。だからこそ、けっこうこの3つの言葉が、ごく一部のSFファンの間では流行った(ような気がする)。
 ディレイニー自身、数学者を志したということもあって、多くの人よりもより深い世界感を持っている。それが前述のマルチプレックスの話だと思うし、「バベル‐17」における、一人称のない言語という体系だったりする。「エンパイア・スター」は、「バベル‐17」以降、ディレイニーが飛躍するための最後のステップだったのかもしれない。だとすれば、「ベータ2のバラッド」は大いなる助走の最後の一歩ということになる。つまり、それだけ大きな風呂敷を広げているということ。
 12隻の宇宙船が他の星に殖民するために地球を離れた。うち2隻は目的地にたどりつかなかった。ベータ2はそのうちの1隻である。ベータ2に何が起きたのか、というのがこの話の謎となる。恒星間を行く宇宙船の旅は何世代にもわたる。そこには新たな文化が発生する。バラッドもまたその一つ。残された資料から、学生が研究にあたり、謎を解くことになる。
 まあ、謎を解く過程で、ディレーニーの大風呂敷が明らかになるわけで、それはここでは説明できないけれども、100ページ程度の中篇でそこまで広げてしまうのが、エースダブル向け中篇の執筆という制約の中での、収穫ということになる。まあ、物足りないといえばそうかもしれないけれども、風呂敷の広さを感じることができれば、それはそれで気持ちいいのではないか、とも思う。もちろん、後の作品ほどの緻密さはないにせよ、「エンパイア・スター」ほど強力なオリジナリティは感じられないにせよ。
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