息子が少年野球をはじめたのがきっかけで読みました。
私は、今はまだ手に取るように見える子供の心のうちが、成長とともに少しずつ見えなくなってしまうことが不安でした。最後のページを閉じたとき、男の子の母にとっての「大切なヒント」をたくさん見つけることができました。
この作品では、主人公の男の子の目を通して、家族、友達、自分をとりまく世界と自分自身の身体や心の変化が、素直に正直に、そしてちょっぴり辛口に語られています。子供から見た大人の姿にはっとさせられたり、反省したりしながら読みました。
また、日常のよくある出来事を通して、子供が自分で考え、迷い、行動し、失敗を重ねながら、ゆっくりでも確実に成長していく姿に、じんとくるものを感じました。
主人公のお母さん、自由で賢くてしかもユーモアがあって、とても素敵だと思います。家族とぶつかり合いながらも、互いに尊重しあえる姿勢は立派。見習いたいです!
全体を通して、古き良きアメリカの中流家庭の平和な日常も堪能できました。
児童書といいながらも、子育て中の親世代にもおすすめの一冊です。お父さんの通勤読書にも、ぜひ!!!