製作当時120億円という巨費を投じた大作。120億円あれば当時なら東京タワーを2つ建設できるだけの費用。今なら1200億円くらいだろうか?もう二度と訪れないなだろうハリウッド黄金時代に製作された作品だけに贅沢な作りである上に、スタッフやキャスト共に超一流だ。アカデミー賞11部門を獲得しているのは近年では「指輪」や「タイタニック」などと並ぶが、受賞の内容は特撮や音響賞などがなかった時代だけに濃い。実質的には最も主要部門での受賞数が多い作品だろう。CG技術がない時代だが、マットペインティングという特撮技法(背景の絵と合成)が上手でパレードのシーンなどどこまでが実写か分からないほど良くできている。(あのシーンの群衆の多くはマットペインティング)
原作は「赤毛のアン」が熱中して読んだほどの大ベストセラー。何度も劇場公演をされており、映画化も本作が2回目なのでリメイクになる。内容は原作とは後半がだいぶ違うが個人的にはこれこそが「ベンハー」だと思う。
原作は読んでみたがベンハーの性格が肌に合わなかった。
これだけの大作が2000円以下で購入できるようになったことも驚きの時代である。
次はデジタルリマスターにして、ブルーレイで発売して欲しい。
MGM社が思い切って、マットペインティング部分を最新のCGで作り直したらもっと凄い。やってくれないかしら…。