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ベンヤミン「歴史哲学テーゼ」精読 (岩波現代文庫)
 
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ベンヤミン「歴史哲学テーゼ」精読 (岩波現代文庫) [文庫]

今村 仁司
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 945 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

ベンヤミンの生涯の思考を結晶させた絶筆「歴史哲学テーゼ」は,歴史の連続性を基本とする進歩史観や勝者の歴史観に対峙する.反ファシズム自体が進歩の名において行われた時代にあって,敗者のありうべき過去の可能性を探し求めた彼の「歴史」とは何か.破局としての「今」をひたすら見つめた独自の歴史哲学を解読する.

内容(「BOOK」データベースより)

ベンヤミンの生涯の思考を結晶させた絶筆「歴史哲学テーゼ」は、歴史の連続性に依拠する進歩史観や勝者の歴史観に対峙する。敗者のありうべき過去の可能性を探求した彼の「歴史」とは何か。「救済の理念」による歴史把握の方法を哲学的に跡づけ、一八のテーゼの一つ一つに即して難解な歴史的時間論を初めて解読する。ベンヤミン思想の核心を初めて哲学的・思想史的に明らかにした鮮やかな読解。

登録情報

  • 文庫: 192ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2000/11/16)
  • ISBN-10: 4006000316
  • ISBN-13: 978-4006000318
  • 発売日: 2000/11/16
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.4 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
基本的にベンヤミンは難しい。でもって歴史哲学テーゼはベンヤミンが死の直前まで肌身欠かさず持っていたという意味で非常に重要な資料であると同時に、目次とその若干の解説でしかないと言う点でさらに読みの困難さが倍増している。そのまま読むと「はぁ?」で素通りしてしまうので、自身で解釈や補いをしながら読みを深堀りする必要があり、読解は「ちゃんとやるには」困難を極める。その意味で、今村氏の読みは非常に助けになる。ベンヤミンの解説ものは、光の当て方で如何様にも変化する(単純に見ても、アドルノ的・ショーレム的・ブレヒト的の3通りの解釈はそれなりに深い意義がある)ので、これはあくまでひとつの解釈には過ぎないとはいえるが、非常にクリアに読みがされている。ベンヤミンを読むのであればはずせない一冊であると思います。
このレビューは参考になりましたか?
22 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 麒麟児 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
ベンヤミンの主唱する「文化史的弁証法」(16〜24頁)は、一言(統計学的ターム)で云えば、単純な最小二乗法ではなく例えばボックス・ジェンキンス法のような計量経済学的手法により歴史を解析するということに他ならない。即ち、終わりなき分割(二分法の連続適用)を通じ、「積極部分」を抽出し、更に残余(residuals)から「積極部分」を抽出し、「消極部分」が完全なホワイト・ノイズになるまでこれを繰り返すということだ。そして、こぼれ落ちた後掬い上げられる「積極部分」が第4テーゼにいう「確信や勇気やユーモアや智慧や不屈さ」なのであろう。
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