九つの短編集です。
文章力に多少の難がありますが、お若いし、これがデビュー作なら片目をつむって読めばOKでした。
「二つの肉体に一つの魂」「5分後の未来が分かる男」などなどセンスのいい謎がはじめにあります。
最後で種明かしがされ、多少のファンタジーがあったり、まったくなかったり。
その案配も結構センセがいいと思います。
種明かしじたいは特に驚きもなく、想定内ですが……。
正直、センスだけなら☆4くらいはつけたい。
そいうでなくても、☆3.5くらいは有りのはず。
なのに!
「ザ・マリッジ・オブ・ピエレット」があまりにひどく、正直、☆2にしたかったです。
推理小説に出てくるファンタジー警察は結構すきです。が、これはちょっと許せるレベルではありませんでした。
部下(警部)が上司(警視)にため口。
狭い箱庭のような街で起こる事件と、それを捜査する数名の刑事。
そんなにうまくいくわけないだろう……という事件と推理。
「ストロベリー・ドリームズ」もちょっと無理がある気が……。