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ベンジャミン・バトン 数奇な人生
 
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ベンジャミン・バトン 数奇な人生 (単行本)

スコット・フィッツジェラルド (著), 都甲幸治 (翻訳)
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商品の説明

内容紹介

ブラッド・ピット主演×デビッド・フィンチャー監督の同名映画原作。老人の姿で生まれ、若返っていった男の、哀しくも美しい物語。


「人生は夢であると感じることはないだろうか。どんなに幸福な瞬間でも、過ぎ去ってしまえばもう、本当にあったのかどうかさえわからない。写真を見ても、ただぼんやりとした記憶が残っているだけだ。そして、F・スコット・フィッツジェラルドぐらいそうした感覚に取り憑かれ続けた作家もいないだろう。」――訳者あとがきより

内容(「BOOK」データベースより)

フィッツジェラルドによる永遠の名作。老人の姿で生まれ、若返っていった男の、哀しくも美しい物語。

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5つ星のうち 4.0 滑稽さの中にさり気なく人生の哀しみを忍ばせた長く人々の記憶に残る佳作です。, 2009/2/21
By 夢追人009 (奈良県) - レビューをすべて見る
(TOP 1000 REVIEWER)   
ブラッド・ピット主演で映画化されて再評価された早世の作家フィッツジェラルドの話題の短編小説です。本編は著者の絶賛された名作「グレート・ギャツビー」のイメージに合わないという理由から、これまで翻訳を見送られて来たとの事です。80歳の老人の肉体で生まれ次第に若返って行くという荒唐無稽なSFタッチの物語が日本の編者から軽視された結果らしいです。過ぎた事は仕方ないとして、こうして1922年発表から長い時を経て映画化されたのがきっかけで知られざる著者の面白く軽妙な一面を味わえたのは喜ばしい事だと思います。本書は大きくは現代のお伽噺的な性格の物語といえます。最初の誕生シーンの映画版のダイジェストをちらりと見ますと痩せ衰えた老人のグロテスクな姿がリアルに強調されていましたが、原作はそれ程でもなく生まれたばかりで既に分別を備えた大人である点が周囲の困惑を招いたり、老人に子供の服装をさせようとする不自然さに苦笑を誘われたりといったコメディー・タッチに全編が包まれています。やがて、若者に物足りなさを感じる美しい女性と出会って恋に落ち幸せな時を迎えるのですが・・・・。著者は本書の自作解説で「人生の一番良い時が最初にやって来て、一番悪い時が最後に来るのは辛いよなあというマーク・トゥエインの発言をヒントにして、それならばと逆さまにしてみた」と語られていますが、本書を読むと人生の喜びの一瞬は短く夢幻のようで、皮肉にも肉体が若返っても精神が幼くなって行き自分がやりたいと思った事が実現出来なくなり、どの人生に於いても息子たち若い世代との精神的な隔たりは避けられなくて、人は結局果てしない願望を抱きながらも志半ばで人生を終えなければならないのだという哀しい普遍的な真実に気づかせてくれます。本書は決して教訓的ではなく滑稽さの中にさり気なく人生の哀しみを忍ばせた佳作として長く人々の記憶に残るだろうと思います。
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13 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 彼こそ数奇な運命…, 2009/2/27
「ブラッド・ピットが老けている…」
そう、きっかけは映画からです…

原作を調べてみたら…フィッツジェラルドじゃないですか!
こんな作品を書いていたんだと思って
よく調べたら
書かれたのは1922年
フィッツジェラルドは、たくさん書いているのですが
どうやら駄作という評価の作品もたくさんあるようで
翻訳されて、他国で出版される作品には恵まれなかったようです

と、言う訳で映画化に伴い
この作品…新刊です
しかも日本初出の翻訳本なのです

装丁もなかなか良いと思ってページをめくると
ところどころにベンジャミン・バトン(主人公)の肖像画が…

どちらかと言うと絵本寄り…翻訳も分りやすく、とても読みやすい
中学生ぐらいでも充分読めます

内容は簡単です
「80歳で産まれて…0歳で死んだ男の物語」
ただそれだけなんですが…
とにかく発想が面白いですよね

映画では恋人との恋愛をピックアップして
若返る男と、老け行く女性のクロスする人生と
心の葛藤をストーリーの中心にしてるようですが
原作は、もっと淡々としています
設定も映画ほどドラマチックじゃないし…

わたしが一番気になっていたのは「結末」…
最後、一体どうなるのか…
起承転結の「結」
それに尽きると思います

わたしの感想では
その辺がもうちょっと足りない…と言うか
そこを盛り上げて書いて欲しかったんですが
原作は…やっぱり淡々と終わってしまいます
うーん…

これは原作より映画の方がきっと良いのではないでしょうかね?
映画がなければこの原作も名作になるのでしょうが…
もうすこし早く日本で出版して欲しかったですね

フィッツジェラルド
1940年にもう亡くなってます
没後70年経って
映画化され、日本で出版されるとは思ってなかったでしょうね
それこそ、まさに
数奇な人生ですよ…
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