全体の比率は、ベルリン、ドレスデン、マイセンが、6:3:1といった感じでした。冷戦時代におけるベルリンの壁、ベルリンの一等地にある場所に建てられたユダヤ人のホロコースト記念碑、ユダヤ博物館、第二次大戦で破壊され再建されたドレスデンのフラウエン教会など、戦争や戦禍からの復興といったテーマに関連した都市の歴史や背景、観光スポットを盛り込んだ内容が、類書には余り見られない印象を受けました。もちろん、著名な博物館、美術館、宮殿、近郊の離宮、マイセンの磁器なども紹介されており、ガイドッブックとしての情報もきちんとあります。ホテルは、映画『グランド・ホテル』のモデルとなったアドロンを筆頭に、どれも超一流ばかりですが、ベルリンにある閑静なホテル、ブランデンブルガーホーフなどは、中庭がこじんまりしており、京都の西洋風な旅館といった趣があり、くつろげそうで泊まってみたいと思いました。ドレスデンでは、ダイヤモンドのドレスデン・グリーンは無かったものの、緑の丸天井所蔵の素晴らしい宝飾工芸品の数々を、写真で見ることが出来て良かったと思います。珍しいザクセンワインの話もあって優雅な気分になれました。