個人的には「東ドイツ」というテーマに強い関心があるため、
これを読んで東ベルリンを歩こう!と思い、買いました。
この本の筆者は、統一前の東ドイツに実際に滞在しており、
その実体験を元に書いているので、リアリティがありますし、
とっても読みやすいエッセイです。
東ドイツの人々の声も、大変興味深く読みました。
個人的に、東ドイツの生活用品やトラバントのページがよかったです。
1ヵ月後の旅行では、ぜひ東ベルリンのカフェに行こうと思いました。
反対に「壁を探しに行く」章は、過多な気がしましたが、
「壁崩壊20周年」だから仕方ないのでしょうか・・・。
難点を言えば、ガイド本としては情報量が少なく、地図も見づらい。
また、デザイン性もそれほど高いわけではないので、
何度でも取り出して眺めたい、というワケでもありません。
ちゃんとした歴史本と比較すれば、情報量や考察も劣るので、
やや、中途半端感は否めません・・・。本の厚みも薄いです。
ただし、オシャレなデザインで見せる「ベルリンガイド本」や
「東欧雑貨の本」というのはいくつか出ているものの、
こうした歴史背景もカルチャーも同時に紹介するような、
「東ドイツに的を絞った本」は希少なので、
その点ではとても価値があると思いました。
個人的にはこういう本、待望していました。