ベルリオーズのこの曲を得意とし、複数回(七回くらい?)の録音を残しているミュンシュの、おそらくは最後の録音。ミュンシュの死の前年の1967年10月23〜26日にかけて録音された、パリ管弦楽団との最初のレコーディング。ゴッホの絵を思わせる、強烈な色彩が渦巻く演奏に興奮しました。
枠からはみ出るのを意に介さない、とことん豪胆な演奏だったなあ。「てやんでい! こちとら、巴里っ子でい。人生とは、夢で織り合わされた蜃気楼のようなものではないだろかあ」みたいな(笑)、実に生きのいい、エネルギッシュな音楽が鳴っています。オーボエやクラリネットの木管楽器群、トロンボーンを始めとする金管楽器群の音色と、流麗な節回しにも魅了されましたね。
終楽章「サバトの夜の夢」の、ラスト2分30秒。カラフルかつ華麗な音楽のほとばしりの素晴らしかったこと。胸が弾みましたよ♪