お話としてはある新聞記者が、自分が青春真っ只中の頃大ファンだったグラムロック・シンガーが今どうしているのかを調べて記事を書くよう
上司に言われ、取材を始める話です。大人になり、社会に順応していくために忘れた物を、今度は思い出すことが仕事なんて・・と気がすすまなかったのですが、そのシンガーの元プロデューサーや元妻の元を訪れて、彼がデビューした時の話、成功、そして衰退・・といった話を聞くうちに、自分が彼に熱狂していた時の事も思い出して行くのです。
誰でも青春時代に熱狂した事ってあると思うのですが、大人になる為にそういった思い出を捨ててしまう。でもこの新聞記者はそれと改めて向き合った事で、少し成長できた。結局かつて自分がハマっていたモノは今となっては廃してしまっていたけど、それを見つめなおしたとき、そこには、これから自分が生きていくうえで大切な原動力となるような、メッセージがあったわけです。そんなちょっぴり切ないけど希望の残るラストシーンが大好きでした。
またグラムロックの話だけあって、画面も音楽もいきいきとしていて、
ビジュアル的にも聴覚的にも楽しめました。
そしてオスカーワイルドや宇宙人の話なんかも色々絡めてあるのも面白いし、上手いなぁ~!って思いました。