登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
33 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
壮大な血統絵巻,
By
レビュー対象商品: ベルカ、吠えないのか? (単行本)
神の視点でつづられる、壮大な犬の歴史物語。4頭の軍用犬から派生する様々な物語が語られます。あるものは狼と交配し、 あるものは純潔を保ち美を極める。またあるもの麻薬探知犬となり、戦闘を 極める犬もいる。さらには宇宙へ飛び出し、伝説となる犬もいる。 独特の筆致で描かれる多種多様な犬達の人生は非常に興味深く、読者は血統 という壮大な歴史を一瞬のうちに追体験するのです。 果てしなく続く血の物語はどれも感動的で、類似の作品は読んだ事がありま せん。貴重な体験でした。
20 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ありうべきもうひとつの20世紀史,
By Omni-Trax (東京都渋谷区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ベルカ、吠えないのか? (単行本)
第二次世界大戦から東西冷戦を経由し、ソ連邦の崩壊とその後の混乱で閉じたあの戦争の世紀を、「近代兵器」として運命を翻弄されたイヌたちに焦点を当て、ありうべきもうひとつの20世紀史として描き出した傑作。物語は1990年代のとある冬の日、シベリアの森の中で、防寒具に全身を固めた若い男が、人里離れた一件の人家に辿り着くことから始まる。 「人間」の登場人物たちには徹底した観察者の視点から記述しながらも、イヌたちには「お前」と呼びかける語り手によるナレーション(ときに脱線したかのように、当のイヌたちと物語の中で対話を始めるのはご愛敬か?)が地の文を支え、無駄のない硬質な筆致で進むストーリーは、読者を飽きさせることなく一気に読ませる。
14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
果てしなき軍用犬クロニクル,
By
レビュー対象商品: ベルカ、吠えないのか? (単行本)
読了後、犬たちには名前があるのに、人間たちには人称代名詞しか与えられていないことに気づく。そう、これは犬たちが主人公の壮絶な物語なのだ。彼らは軍用犬である。よって人間界の政治や戦争などに大きく翻弄される。はじまりは、太平洋戦争の片隅、北極圏に近いアリーシャン列島のある島で日本軍に置き去りにされた4頭の犬たちだ。彼らは数奇な運命を辿り、「系統樹/子孫」を世界中に残すことになった。冷戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争、アフガン戦争、ソ連崩壊・・・様々な歴史の舞台に犬たちは、いる。そのとき、彼らはどこにいるのか? 何をしているのか? 独特な熱い文体、抑制された擬人化で描き出される。そこには大きな運命の円環があった。途方も無い小説だ。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|
|