1巻のあとがきでも文学好きを開陳しておられましたが、今回のおまけは「白秋の旅」ですので
いよいよ商用ギャグ4コマというより文学・表現好きという作家性を顕にしてきたという感じでしょうか。
面白ければなんでもウェルカムなのでむしろ濃さは肯定ですよ〜。竹もそういう幅はあるでしょうし?
盲目の女性が出てきたりしてギャグとしては不穏、それ以外としてはこれをどう料理するんでしょう? という感じで興味が尽きません。なんとなく少女漫画的な文学漫画になりそうですが。
それにしてもこの漫画は設定からして良い。ベルとすずは同じ7歳。すずは生まれた時からベルと一緒で、同レベルのベルとバカをやってるんですけど、それがとても楽しい日常、子どもらしく後悔もなにもない楽しい日常なんですけど、それが永遠に続くかに思わせて、実際のとこそうではない。だってベルは犬なので15歳ぐらいで死んじゃうんですから。
生まれた時は一緒だけれど、生物の寿命としてベルは先に死ぬ。物や生き物に寿命があることを思い知るのは子ども時代の終焉と同軌します。そういうものを含めた日常の楽しさなので、私たちはこの漫画を読んでどこか失くした時代を回顧するような、寂しさ・切なさを味わうのです。表紙もそうした色彩ですね。
なんだか全然ギャグ4コマのレヴューになってませんけど(^^;、まぁそういったところが本作の眼目だろうと私は思うのでした。