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5つ星のうち 4.0
ミクスチャー・ラノベ,
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レビュー対象商品: ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート (MF文庫J) (文庫)
音楽、ミステリー、都市伝説をミックスさせた新感覚の学園モノ?いろいろなモノを混ぜすぎてストーリーは正直チンプンカンプンだったけど、斜に構えた女子高生の一人称の語り口は、切れ味鋭く魅力満点。女子高生らしからぬクールな視線は笑えました。 突拍子もない物語を求めている方にはいいかもです。
5つ星のうち 5.0
不思議な魅力,
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レビュー対象商品: ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート (MF文庫J) (文庫)
作品として完成度が高いかといえば、そうではないと思います。 でもそんなことが気にならなくなるぐらい 物語に引きつけられます。 独特な世界観のおかげなのかもしれません。 広く売れる作品ではないと思いますが、 個人的には大好きです。
16 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
少女ギターを弾く,
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レビュー対象商品: ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート (MF文庫J) (文庫)
ギターを抱えた少女の表紙とスタイリッシュなタイトルに惹かれて購入したんですが、面白かったです。基本女子高生の一人称で話が進むんですが、これが凄くリアル。 外面はいいけどその実世間を斜に見る冷めた女の子の心情が「あるある!」「いるいる!」「むしろこれ私!」という絶妙な比喩で表現され小気味よい。 男子をじゃがいもにたとえ「せいぜい男爵芋とメークインの違いしかない」と辛辣に批評したかと思えば、ぜんぜんタイプの違う男子三人が親友である現実に「それだけの違いを許せるすきまがどこにあるのだろうか」と思索を巡らしたり……とにかく心情描写がリアルですいすい読ませる。 タマシイビトに食われるためだけに生かされるイケニエビト。 殺した人だけ存在を覚えているというイケニエビトの少女と関係を持ったことで、明海と神野は人殺しの罪の記憶を共有する。 タマシイビトに食われた瞬間イケニエビトは記憶を失い、世界から痕跡が消える。 中学時代、洋楽好きな少女・烏子とベネズエラビターなるバンドを結成した神野。 全方位いい人だった小学生時代、ひとりクラスに馴染まない少女・実折を振り向かせようとしつこくちょっかいをかけた明海。 特に明海の回想が読ませます。 「自分で言うのもなんだけど私は結構要領がいい。どんなジャンルの子とも仲良くなれる自信があるし、今までだってそうやってきた。うるさいのにはうるさいのに、静かなのには静かなのに、真面目なのには真面目なのに対応して話をすればいい」 誰とでも仲良くなる自信があると豪語する小四の明海は、その前提にそぐわない実折に反発し、いつもつまらなそうな顔をした彼女の感情を引き出そうと試行錯誤する。 しかし実折は相変わらずで、やがてそれはクラス全体を巻き込む陰湿ないじめへと変わっていく……。 この描写が凄いです。 いじめの内容も陰惨なんですが、それ以上に、自分が発端となったいじめから抜け出せず悪循環に嵌まっていく胸苦しさがじわじわ表現される。 仲良くなりたいからちょっかいを出してたのに、クラスで除け者にされるのがいやでいじめグループに加わらざる得なかった明海の葛藤や罪悪感がひしひし伝わる。 とまあ陰湿な展開もあるんですが、実折の天然ボケな言動が息抜きになってます。 何度も明海の名前を間違え脱力させ、スクール水着のまま椅子に座り……シリアス一辺倒だとさすがに疲れるんですが、こういうちょっとした描写が、作中の表現を借りればコーヒーに添えたシナモンのように味を引き立てる。 三人の距離が次第に近付いていくところも微笑ましい。 ぼんやりした神野ですが、誰とでも繋がれると自慢する明海に 「だれともつながってるってことは、だれともつながってないってことじゃないかな」 などと鋭い言葉を吐き、しばしばはっとさせる。 キャラ立ち重視のラノベというより雰囲気重視のヤングアダルト向けな作品。 桜庭一樹の少女物が好きな人ははまるんじゃないでしょうか。 ひそかにカナとリアの二人組が大好きです(笑)
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