映画自体は昔に何度も観ていたのですがDVDとしてはここ最近廃盤で、再発したら購入しようと
思っていたところでした。
サウンドもモノラルで映像も古いのですが、ストーリーのテンポも良く、中ダレすることなく最後まで
一気に流れていく感じですね。
ところどころにニヤリとするようなユーモアや痛快なシーンが散りばめられていて、それが観ていて
飽きさせないアクセントになっていると思うのですが、惜しむらくはスタンダード版の方はアリスとの
初対面のシーンやギャングのボスとのシーンなど、かなりのエピソードがカットされている点。(ハイ
ビジョン・マスター版より 20 分も再生時間が短いということからも、カットの量が伺えるかと思います)
再生時にどちらで再生するか選択できますが、少なくとも初見時はハイビジョン・マスター版で観て
下さい。
この作品で私が一番好きなシーンは後半のサクセス・ストーリーよりも、物語中盤で演奏会に招か
れてモーツァルトのクラリネット協奏曲第3楽章のソロをとるところ。
ベニイの堂々とした演奏も痛快ですし、アリスがただのお高くとまったご令嬢ではなく心優しいレディ
であることもわかる心温まるシーンです。私、このシーンだけのためにDVDを購入しました。(曲自
体はフィギュア・スケートのプログラム曲のように短かくアレンジし直されてますけどね)
アメリカ映画のユーモアと王道サクセス・ストーリーを安心して楽しみたい方にはうってつけの一本
です。