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最も参考になったカスタマーレビュー
40 人中、38人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
信じられる戦争の記録,
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レビュー対象商品: ベトナム戦記 (朝日文庫) (文庫)
ベトナム戦争は歴史上最も自由な報道が許された戦争といわれている。日本人の手による戦場の記録というと、とかく加害者か被害者の立場に立ったものばかりが目につくが、開高健は当事者ではない第三者として中立の立場で現実を直視し、判断し、記録しようとする。最近のイラク戦争を見ていると、メディアを通して報道される情報がいかにコントールされているかを思い知る。しかし、本書に記録された内容を私は信じることができる。なぜなら、当時すでに小説家としての高い地位にいた一人の男が、命懸けで目撃してきたものだからである。テレビの報道を見ながら、あれこれ発言する作家は多い。しかし、現実に起こっていることを確かめるために実際に戦場まで出かけていくだけの勇気を持つ作家は、今の日本に果たして何人いるだろうか?
27 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
この本はきつかった。,
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レビュー対象商品: ベトナム戦記 (朝日文庫) (文庫)
まだ少年と言える時代に読んでしまった。戦争とはいったい何なのか?など考える余裕などなかった。
「ベトコン少年、暁に死す」の項を読まなければ良かったと後悔しつつ読み続けた。胃の辺りが石を飲んだように重くなって、目には涙が浮かんできたのを今でも覚えている。 開高健先生は、私にとって人生の師と勝手に決めているのですが、この本の内容は中学生の私にとっては厳しすぎたと思う。 今、子供にも開高先生の小説を読むように勧めているが、この本はもう少し後にしようと心に決めている。
38 人中、31人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
開高健が冷静さを保とうと慌てている,
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レビュー対象商品: ベトナム戦記 (朝日文庫) (文庫)
ベトナム戦記を読みおえて、もっとも印象に残るのは、あの文豪・開高健が、必死に平静を保とうとしている努力を窺い知ることである。私は、阪神大震災を味わったが、不意にあのような震災に見舞われると、我々の執る行動は、「いつもと変わらぬ」ように動こうとすることを知った。吹っ飛ばされたいつもの日常に戻して、落ち着こうとする心理が働くのだろうか。このベトナム戦記を語る開高健の語り口から、「戦場の凄まじさ」が逆に伝わってくる。哲学的で難解な表現でも知られる著者が、平易なストレートな文章で事態を伝えてくる。後に「枯葉作戦」と呼ばれ、ダイオキシン後遺症の悲惨さが伝えられた作戦に出くわす場面も興味深い。また、この頃既に、この戦争の矛盾に迫ろうとする姿勢にも文学者としての精神が感じられる。このベトナム戦記を、私はとても重要な作品だと思っている。
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最近のカスタマーレビュー
5つ星のうち 4.0
今、そこにある戦場。そんな感じです。
小説を描くのに資料の一旦としてこの本を読みましたが、その臨場感、表現が素晴らしい。... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: 芝村 歩
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