オヤジになってもサッカーを愛し、もっと上手くなりたいと研究している者です。
カーブボールやナックル(無回転)ボールを蹴りたいという関心から、「FK 科学」「フリーキック 科学」などと検索して本書を発見。他に類書もないので非常に期待して到着を待っていました。
しかし結果は・・・相当ガックリです。
実質本文187ページ中、サブタイトル「フリーキックのサイエンス」を満たすのはpp.130-174の45ページほどしかありません。第1章の「記憶に残るFKの名場面」でp.119まで来てますから、あとは言う必要はないでしょう。
メインタイトルを満たすような箇所は・・・あったっけ?(ベッカムのFKエピソードは第1章冒頭にありますが)
上述の45ページ部分においても、高速度カメラによるコマ送り風分解写真などはなし。
図表はいくつかありますが、研究結果の結論だけを急ぎ足で見ていく感じ。
しかも、実際に蹴っている人なら取り立てて驚くようなサイエンス話はほとんどありません。
プロが各種インタビューで語った「蹴り方のコツ」を多数引用するだけでも違うし、アマチュアでも高校生や大学生で蹴るのが上手い人の分解写真・シューズ、練習方法などを入れていくだけでも全然充実すると思うのですが。
読んだ感想としては「先生は、ご自身で実際に蹴らないんですよね?」(←あくまで推測ですが)これに尽きる。
サッカーは初心者だがFKについてざっくりと知りたい、科学的な見地を含めて概説を読みたい、という人にはいいかと思いますが、サッカーを実際にやっている人はYoutubeのFK動画ややべっちFC動画、各種ブログを検索したほうがいい。タダだしw
「精細を欠く」(p.31)「インステップキック」(p.125、2行目。インサイドじゃなきゃ話が通じない箇所)など誤字や明らかな間違いも散見され、編集者の猛省も促しておきたい。(そりゃ出版不況にもなるわ・・・。)
以上です!