映画『旅立ち〜足寄より〜』を見ました。大東俊介の名演技も相まって、松山千春の歌をもう一度聴きたくなりました。フォークの全盛期、数曲のヒット曲しか知りませんでした。しかし、このアルバムを聴き、彼の音楽家・歌手としての才能を再認識しました。あの叙情的な歌詞、澄んだ歌声、同時代の歌手の中でも、飛び抜けています。今、聞いても、どの曲も古さを感じません。
彼が、何故北海道を離れなかったかという理由が、その映画によって、よく分かりました。彼は、自分の信念によって生きています。また、それは、彼が出会い、信じる人との関わりの中でのみ生活することに通じます。彼は、足寄という土地に生きる、父と姉と友人達、そして札幌のラジオ局のプロデューサ竹田氏を初めとする人々との関わりの中で、見たり、聞いたり、感じたりしたことから考えたものを基に生きてます。その強い信念は、その歌詞と曲、そして叙情的な、強く、美しい歌声に現れ、それは、今も人を魅了してやみません。