リメイク版も公開される「ベスト・キッド(カラテ・キッド)」のオリジナル。
空手を題材とした大ヒット青春ムービーの第一弾。
リアリティには欠けるが、精神に重きをおいている点は面白い。
空手の先生となる日系人ミヤギを演ずる、日系アメリカ人俳優のノリユキ・パット・モリタの存在感が見所。
真っ直ぐに見据える眼が印象的で、この役でオスカーにノミネートもされた。
画質は、80年代の作品としては綺麗に修復されており傷などは散見されない。
褪色してはいるが、赤系の発色は良い。
全体的にフィルムライクでグレインが目立つ。
解像感はやや低いと感じるシーンもあるものの、コントラストも意外と良く、東洋趣味的な描写でも活きる。
欲を言えば乾燥した印象の為、もう少し水気が欲しい。
音声は原語・日本語共にDTS-HD MA5.1chで収録。
サラウンドはあまり活躍はしないが、劇中の音楽は低音も良く鳴る。
日本語吹き替えは台詞が明瞭で鮮度が保たれている。
特典のBlu-Popは、PinPの延長の様なもので、選択すると場面に応じてトレビアのフキダシ状のポップが表示される。
ちょっとした豆知識が表示され、従来のPinPに比べ完結で見やすい。
戦時中の日系人収容についての描写もあり、ノリユキ・パット・モリタ自身の体験と重なる部分もあるのか非常に印象的であった。
リメイク版はThe Karate Kidの名はそのまま舞台は中国に移し、ジャッキー・チェン起用でカンフーになってしまったのは残念。
また、初めから低価格に設定されている点は大きく評価したい。
旧作のDVDからの置き換えに踏み切りやすいのではないだろうか。