ラルフ・マッキオ主演の1984年版は黄禍論的日本観の真っただ中で、まだしも渡米邦人の描写がマシだったので良い記憶に残っている(20年経ってもタランティーノみたいのも居るしねぇ)。安手に作ったのに妙にヒットしてしまったのでパート2以降は大変な事になってしまうのだが、それはまた別の話。
今回はリメイクといってもカラテは功夫になってるわ、舞台ごと中国に持ち込んでジャッキーと少年の関係も裏返してるわ、まったく別物といってよい体裁…かとおもえば、意外と隅々まで旧作をリスペクトしてもいる様子。ジャッキーは好い脚本に当たりましたな。年相応の良い芝居をする機会を得られたのは幸運でしょう。ウィル・スミス一家の道楽には違いないけれども、結果としてchinaへのアレンジは成功したといって良いし、成績も挙げたし。なにより「酔拳」からの付き合いの我々にしてみれば、師として少年に対峙するジャッキーを観るだけで一つの感慨というものがあります。♪思えば遠くへ来たもんだ…とね。
修行の安直さというのは旧作ゆずりだし、昔から猫だって5教程もあればピアノでワルツが弾けると云いますから(笑)大目に見ましょうや。カットされたエンディングは爆笑もの。やっぱり演りたかったンじゃん、ジャッキー!