このジャケットのモーツァルトの肖像画は、ピアノを弾いている絵です。
顔より下が未完成なため、ふつうこのように顔のみ表示されますが、
妻のコンスタンツェいわく「いちばんモーツァルトに近い顔」だそうです。
さて、私がこのCDを購入したのが3年前のことになります。
当時はクラシックに興味を持ったばっかりで演奏者についても全然知りませんでした。
どうせ安かろう悪かろうなのだろうと思っていましたが、
先日偶然目を通してみたところ、意外にも演奏者がかなり充実しているのに気づいてしまいました。
3年間の勉強の賜物です。
クラリネット五重奏曲K.581を吹いているジャック・ランスロはパイヤール室内管弦楽団とのK.622で有名ですし、
収録されているk.299のガロワ&カンブレラン&フランス室内合奏団の演奏は宇野功芳がべた褒めしていた演奏ではありませんか。
ほかにもピアノ協奏曲では再び宇野が褒めちぎっていたハイドシェック&モーツァルテウム管弦楽団の演奏が収録されていますし、
佐藤美枝子がフィルハーモニア管弦楽団と夜の女王のアリアを歌っていますし、
クラリネット協奏曲K.622の第1楽章を吹いているのはウィーンフィルの首席クラリネッティストのエルンスト・オッテンザマーですし、
ベルリン室内管弦楽団、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団のピアノ四重奏団など、安かろう悪かろうなどとんでもない充実っぷりだと思います。
モーツァルトに興味のある方にはぜひお勧めしたい1枚です。入門に最適だと思います。
ひとつ疑問なのが「なぜこの楽章を採用した?」と思わせられる曲が少なくとも2つ。
ピアノ協奏曲第23番は…なぜ2楽章?3楽章のほうが絶対モーツァルトらしいと思うのですが…。
交響曲41番も普通は1楽章か4楽章だと思うのですが…なぜ2楽章を採用したの?と思わせられました。
あと、出来るだけ全楽章詰め込んでほしかった…!
有名な楽章ばかりを詰め込んであるのですが、
興味を持ち始めたばかりの方をターゲットにしているのでしょうし、仕方ないですね。
ひとつある批判的レビューはそこを勘違いしていますね。
私はモーツァルトにほんとうに心酔しています。だからより多くの人に彼の作品を聴いてもらいたい。
聴き方なんて関係ありません。好きなものを好きな方法で聴けばいい。
クラシックのオールドファンにはいかにも凝り固まった熟年の考え方をする方がたくさんいらっしゃいますが、早急に改善すべきだと考えます。
日本のクラシック業界の窮状をあまりに知らなさすぎると思う。無責任ですよ、それは。
地方のオケはぎりぎりいっぱいの運営だし、本は売れない、CDは売れない、DVDも売れない、ましてチケットなんて気持ち悪いくらい売れない。
クラシックに関する本なんて精々5000部、CDなんて10000部出れば大ヒットです。
こんな状況でそんな考え方をしていては…どんな結果が出てくるか火を見るより明らかだと思うのですが。