野間美由紀先生デビュー30周年記念の自薦ベスト版。
巻頭のご挨拶をはじめ、各話ごとに2〜3Pほどの描き下ろし解説漫画がついており、舞台裏などが楽しいです。
収められている6作品の選考基準は、野間先生によると「ミステリとしての出来が良いか。漫画として面白いか」。
娘の日向子メインの作品も1作あります(アリバイの足音)。
時代別の内訳は、前述の日向子編1作のほか、高校時代編4作、プロフェッショナル編1作の計6作となっています。
第1話がプロフェッショナル編なのですが、「数値的に順位付けをしたわけではない」のであれば、新規ファンのためにも時系列で並べた方が彼らの歴史が感じられて良かったのではないかなという気もします。その点で☆1つ減らしました。
パズルゲーム☆はいすくーるは、キャラクターの成長と物語とがピッタリとはまっている稀有な作品でもあるからです。
余談ながら、表紙の香月のプロポーションが、あいかわらずちょっぴりイビツなのもほほえましいところです。
野間先生は、完全に、物語の人。
画集よりは作品集がふさわしい作家と思えます。素晴らしいストーリーテラーです。
クォリティの高いストーリーはそのままに、絵も最大限頑張っていただいてこれからも楽しませていただきたいと思います。
香港やハワイなど海外を題材にした作品集、個性豊かな脇役が活躍する作品集など、テーマ別のアンソロジーなども出せそうな気がしますがいかがでしょう。