全6作からなるスターウォーズのうち、後半3部作から選曲されたベスト版。最初の作品からの選出が多いようだが、全体としてはバランスよく構成されている。指揮はジョン・ウィリアムズ自身が担当、演奏は収録のために特別に編成されたオーケストラだという。
また、基本的にはサントラのベスト版なのだが、よく聴いてみると微妙にオリジナル版とは異なっている部分がある。たとえば、全体的にテンポは遅めで、特にメインテーマでは最後の部分に小節が付け加えられている。おそらく映画版でカットされた部分を復活させたり、あるいは作曲者自身がこの新録音のために書き直したり、こだわりを持った部分なのだろう。
スターウォーズは第1作が公開されてからかなり時間がたち、だんだん古典になりつつある。だが映画も音楽もまったく古さを感じさせない。スターウォーズの音楽はあまりに有名なので、全集が発売されたりジョン・ウィリアムズの作品集にしばしば抜粋されたりする。しかしこうしたベスト版は少なく、このCDは、スターウォーズの音楽を手軽に、しかも存分に楽しむにはもってこいだろう。