私的な意見だが、人生において最も好きなアルバムはと聞かれたら、映画「ニューシネマパラダイス」のサントラと、このアルバムを間違いなく挙げるであろう。20代の頃彼女と別れた後「あなたにいてほしい」を聞いて涙したあの時、秋の晴れやかな日「ウェイティング・ゲーム」を聞きながら、黄昏たあの時、夜中に一人酒を飲みながら「フォーエヴァー・ブルー」を聞いてまだ見ぬ新しい恋人に思いを馳せたあの時・・・。今は30代半ばのいいオッサンになってしまったが、今でも曲を聞くと鮮やかにあの頃に戻れる。濃密な時がこのアルバムには詰まっている。ヴォーカルの透明な音質が、それぞれの場面にすーっと入って今でも色褪せない音色となって聞かせてくれる。きっと何十年経っても私の中ではベストアルバムだと思う。