シェリー・カーリーの下着姿のライブパフォーマンスばかりが印象に残り、「ゲテモノバンド」的に扱われてたガールズバンドの草分け的存在。そのドキュメンタリー・ムービー(シェリーの自叙伝をベースにしたものだったと思う)が公開されることに合わせてリリースされた、これはベスト盤だ。
ZEP、SABBATHから、パティ・スミス、TELEVISION等に至るまで、当時におけるラウドロック的なものを柔軟に吸収してそれを爆発させたような、パンキッシュなハードR&Rが全編に渡って展開される。デビュー時の平均年齢が16歳ということで、とにかく、向こう見ずで未成熟な青春パワーが横溢しているといった趣だ。
なので、楽曲そのものについて、稚拙さという部分がつきまとってしまうのは、致し方ないところだろう。
しかし、その後のジョーンやリタのソロ活動における成功を見ても分かる通り、プロのミュージシャンとしての実力は、この時点においても既に確実に備えていたという点は、本作を聴けばすぐに理解できると思う。特にVoも含めた演奏技術については、今聴いても拙さを殆ど感じさせない。
決して、単なる「ゲテモノ」だけでで終わってしまう人たちではなかった、ということだろう。