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ベストセラー炎上
 
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ベストセラー炎上 [単行本(ソフトカバー)]

西部 邁 , 佐高 信
5つ星のうち 2.4  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

ベストセラーを俎上に載せ、歯に衣着せぬ異色の書評番組として知られる朝日ニュースター「学問のすゝめII」から厳選の対談を収録。書評の域を遥かに超えて、鮮やかに現代日本を照射する。

内容(「BOOK」データベースより)

6氏のベストセラーを徹底批評。炎の向こうに現代日本の歪んだ素顔が浮かぶ。朝日ニュースターで放送中の異色対談番組「学問のすゝめ」の書評シリーズから厳選収録。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 240ページ
  • 出版社: 平凡社 (2011/9/15)
  • ISBN-10: 4582835406
  • ISBN-13: 978-4582835403
  • 発売日: 2011/9/15
  • 商品の寸法: 19 x 12.2 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.4  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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27 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 内田裕介 トップ500レビュアー
 内田樹氏の『街場のメディア論』がやり玉に挙がっていて、ぼくは相当感心して読んだのだが、どこが批判の対象になっているのか気になって手に取ってみた。
 取り上げられているベストセラーと批判はとおり。

断る力,勝間和代
 「この世に生きていることの疑問とか、勉強することの疑問とか、努力することについての疑問とかが何にもない」佐高,p32
  →思考が浅すぎて、ともに語るに足る思想がない、といった感じ。

1Q84,村上春樹
 「科学者どもは対象を分析してしまって断面しか見ないけれども、小説家であるならば、自分の経験や直感や創造といった総合力を駆使して対象を全体としてとらえようとしてくれなければ、読んでいてつまらない」西部,p79
  →プロの作家として書くべきことを書いていない、という批判。

街場のメディア論,内田樹
 「期待して読んだわりには、ものすごく薄味」佐高,p98
  →内容にはうなずける点が多いが、もっと突っ込んで欲しかった、というないものねだりな感じ。

「改革」はどこへ行った?,竹中平蔵
 「竹中平蔵よ、参院選で応援されたものとして木村剛に差し入れぐらい行け」佐高,p148
  →他にも住民票を頻繁に外国に移して住民税を逃れたりなど、本の内容への批判もさることながら、竹中氏の人格への批判が主。

日本人へ リーダー篇,塩野七生
 「知らないことは知らないと書かないといけないですよ」佐高,p170
 「かくもつまらない書物にぼくはめったに出会ったことがない」西部,p159
  →全体的に思索が雑、という批判。

生き方,稲盛和夫
 「自分で自分に勲章をあげるように成功体験を語るとは、お粗末限りない」佐高,p228
 「八十歳にもうすぐ手が届く人ですよ。人間などというのは、神仏じゃない限り、どれだけ完成からほど遠いか、少しは素直に述懐してくださいよ」西部,p201
  →間違っているわけじゃないが、おじいちゃんが孫にするお説教のレベルを越えていないという批判。

 さて、ぼくは内田樹氏の『街場のメディア論』以外は読んでいないので、当たっているかどうかはわからない。しかし、批判するという行為について、ずいぶんと考えさせられるものがあった。

 「クリティーク(批判)とは他者を誹謗したり中傷したりすることではありません。批判とは、自己および他者の表現を可能にしている想念、思想、観念そして概念といった様々な心のはたらきのクライテリオン(規準)を批評し、さらにそれらのはたらきが無効となるクリティカルライン(臨界線)がどこに引かれるかを判定することだと言えましょう」西部邁,p229

 つまり、お前の考えが通用するのはここまでだ!と引導を渡すことが批判の真髄なのだ、と。逆にいえば、批判は、自分の限界をさらけ出す行為、ともいえる。「この本に書いてあることが、この人が言っていることがどこまで通用するのか」という視点は、すなわち、自分の見てきたこと、考えてきたこととの差異を明らかにすることに他ならない。批判とは、どちらの世界観がより深いか、ということを論証する行為なのである、と。

 こんな軽いレビューを書くにしても、そこは絶対に忘れてはいけない。批判することによって自己の限界を自らに知らしめること。つぎにはその限界を広げ、より深くより広く世界を理解すること。それこそが批判の意味なのだと理解した。ぼくはわりとすなおに人のいうことにカンドーしてしまうたちなので、もう少し批判的態度を意識して読書にもレビューにも臨みたいと思う。
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21 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
Amazonが確認した購入
朝日ニュースターの看板番組(?)『学問のすゝめ』からの厳選収録と言う本書。(残念無念ながら2012.3月で番組も終わってしまいました...)

本書に掲載されている回は全て見たが、やはり基本的に対談なので、活字にするよりテレビで見た時の方が面白かった気がする。

本書は、”恥ずかしげも無く、上っ面の話を、偉そうに書いている本”を徹底糾弾している。カツマーやら稲盛会長やらのいっぱしのヒトが書いているので、権威に弱い当方としては『なるほどそうなのかな?』と流されてしまいそうなところを、バッチリ冷や水ぶっ掛けてくれる点が実に痛快なのである。

良い身分になって、”批評するにも値しないような本”を書いて、ソコソコ売れたとしても、見ている人は見ているので、余程の自信がない限りは、エラくなっても『私の健康法』ぐらいの本で止めておくべきだろうな。と自分に言い聞かせた。(エラくならないと思うけど)

それにしても、勝間和代のところで、西部老師が最後に仰った『しかし、俺も七十一歳だよ』には笑った。『いやんなっちゃうよ。ば〜か〜や〜ろぉ〜』とでも言いたかったのではないだろうか?
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20 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Gori トップ500レビュアー VINE™ メンバー
佐高さんと西部さんにとくに属人的好意をいだいているわけでもないのに、
取り上げられている人や本が「全部」一致してしまった。
・勝間和代 人様に向かって啓蒙啓発する傲慢さ
      社会が病んでいるからもてはやされる。
      1ページごとに意見がブレる
・村上春樹 小手先の出来の悪い、お伽話『1Q84』
      活字の流動食〈うまいこと言わはんなあ)
・内田樹  論証可能のデータがない
      覚悟がない
・竹中平蔵 自問自答のない言葉遣い
      基本的に「公」を考えていない人
      耳に優しい言葉で内容のないことをしゃべる詐話師
      日本振興銀行の破綻をどうしてくれる
・塩野七生 論理が間違っている
      経済音痴
・稲盛和夫 議論の余地なき同義反復
      人のために行きなさいとは自分勝手
      (船井幸雄と特別がつかない)
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最近のカスタマーレビュー
痛快ではないぶった切り
「この本よむなら、こっちを読め」ってのが、「勝間和代よりツヴァイク」「竹中平蔵よりレヴィ=ストロース」って調子なので読書の参考にはならない本。あと西部が男は精神の... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: かかとおとし
最も不幸な読書
そもそも自分は「ベストセラーだから読んでおこう」という発想を持たない人間なので、本書で取上げられている本も、二つ(村上春樹『1Q84』、内田樹『街場のメディア論』... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: sawasaki
トンデモ本の酷さを定期的に電子媒体でも行なうのが良かろう
... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: Bibliothekar
聞き流すべき文章
村上春樹批判があったので、ハルキストになりきれているようでなりきれていない自分の現状から興味を持って読んでみた。... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: billy
炎上必至
「ベストセラーを書くコツというのは疑いや羞恥心を捨てるということなんでしょうね」(佐高信)とか、ところどころに卓見があったり、内田樹氏や塩野七生氏の一部の発言に「... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: ソコツ
老人の酒場談義
本のタイトルが『ベストセラー炎上』である。
どうもこの2人が、インターネットで使われる、この「炎上」という言葉とは、まったくそぐわない。... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: koji
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