当初この漫画は無意味にえっちな場面がさしはさまれていて扱いに困ったものですが、今回で第8巻まで続き落ち着いた展開になると、気づけばほとんどそういう描写がなくなっていました。そうなってみると無性に寂しいものを感じるのですから、嗚呼、人間とは何と身勝手なものなのでしょう。
今回のお話はホームレスへのボランティア、学校でのいじめ、カスミ網での密猟など、まるで社会派ドラマの様です。登場する虫もノミ、シラミなど地味な虫が扱われています。特に公衆衛生を扱う問題はシリアスです。それだけに読みごたえのある話になっています。
状況やキャラクターの描写が深く、いつもながら内容の濃い一冊です。これで以前の強引なえっちさも懐かしいというのは、私の単なるわがままでしょうか?