「ベクター・ケースファイル」も6巻、今回は少し地味めの話が多いですが、そのぶんこの作品の「人と虫との共存」というテーマが前面に出ていたと思います。まあそれでも、「ソープで働く御婦人」なんてものが出てきてしまうあたりは、この漫画らしいといえばらしいでしょう。
街に現れるヤマビル、子供時代の師匠の見た人魂とは、害虫駆除した後も被害が出続ける謎、ワイルドシルクを探す女性、と話はこれまでに比べるとシリアスめの話で、少し地味な感じがしますが、作品のテーマにぶれがないというか、態度が一貫しているので、むしろ堅実な印象があります。
この漫画も最初はイロモノと思っていましたが、今ではチャンピオンRED誌に欠かせない漫画のひとつになっています。いまは少なくなってしまった「読んで勉強になる漫画」としてこれからも続いてほしいです。
追記。「ソープで働いている」という女性の発言に、師匠「せっけん?」
ああ師匠、私はあなたのそんなところが大好きです。