マンハッタンでバリバリのキャリアウーマンとして働くジョイと、親父にクビを切られたジャック。気晴らしにやって来たラスベガスでふたりは恋に落ちる・・・。このストーリーだけなら「泣けるラブロマンス」にもなりそうだが、そこはC・ディアズ×A・カッチャーだ。25セントで300万ドルのジャックポットを当ててしまい、狂喜乱舞。ベロベロのままで結婚してしまう。翌朝、シラフになったふたりはすぐに別れようとするが、裁判所裁定により半年間の結婚生活を余議なくされる。もうこのシチュエーションだけで面白い。別れられないのは300万ドルがあるからだし、全編ジェットコースターのような脚本が秀逸である。ラストはあらかじめ予想できるのだが(笑)、これぞハリウッド王道のラブコメといった感じだ。しかし、タイトルにもなっているラスベガスは冒頭しか登場せず、ほとんどはマンハッタンが舞台だったのは少し驚いた。撮ろうと思えば半分以上ラスベガスで撮れた「ホン」だと思うので、もう少しベガスの魅力を伝えて欲しかったなあ・・・。ロケはプラネットハリウッド(旧アラジン)で行われており、ここはソダーバーグの傑作「オーシャンズ11」の主要舞台だったベラッジオ(大噴水で有名)のすぐそばにあるホテル&カジノだ。時間こそ短いが、光の洪水やバフェ(日本風でいうバイキング)の風景などラスベガスらしい場面は効果的に使われていた。マンハッタンの風景は言わずもがなだが、C・ディアズはNYCのキャリアウーマンを演らせても上手いなあ。他に「バニラスカイ」などもあるが、どちらかというと今まではLA系の天然系イメージが強かった女優だからね。特典映像のアシュトン×ディアズの対談も楽しい。星は4つです。