子豚のベイブはカーニバルの景品となるために、養豚場からただで牧場主のアーサー・ホゲットに引き取られた。ホゲットに飼われている牧羊犬のフライは親のいないベイブの面倒を見ることにしたが、フライの夫のレックスは苦い顔。牧場の動物がわきまえるべきルールを尊重するレックスにとって、食べられるだけの豚が由緒正しい牧羊犬に育てられることなどもってのほかだったのだ。ある日、フライとレックスが通う牧場に興味を抱いたベイブは、こっそり牧場へ行ってみることに。そこでベイブが見た光景は、牧場では羊泥棒が羊を盗もうとしているところだった。ベイブは直ちにフライとレックスに知らせて泥棒を追い払う。そのことを知ったアーサーは、ベイブには牧羊犬になる素質があるのではないか、と考え始める。・・・
小さな子豚のベイブが、牧羊犬として頑張る姿が微笑ましいです。牧羊犬と羊がお互いのことをバカだと思っていたり、食べられたくない一心でオンドリの真似をするアヒルがいたり、動物の社会にもいろいろあるんですね。人間が食べるために動物を飼うのも曲げられない真実。そんな過酷な動物のルールを、ベイブはベイブなりに乗り越えていくのです。頑張ってご主人さまの役に立とうとするベイブが、いつしか周りの動物たちも変えていくところにご注目!何と、あの無口なホゲットさんでさえ、ベイブのために歌って踊るという大サービス!すっかり動物のルールを覆してしまったベイブだけれど、ベイブは誰にでも秘められた素敵な可能性の存在を教えてくれました。