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ヘ-ゲル『精神現象学』入門 (講談社選書メチエ) [単行本(ソフトカバー)]

長谷川 宏
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,728 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

超難解、超豊饒。究極の哲学書を易しく読む人類の知の全貌をとらえる、哲学史上最も野心的な書。個々の認識に始まり、世界の一切を知り尽す絶対知まで「ヘ-ゲル翻訳革命」で著名な筆者が易しく読み解く。

内容(「BOOK」データベースより)

1807年。哲学界に未曾有の書が現れる。「無限の運動」の相のもと、およそ人類がもつ、知の全貌をとらえる究極の書。目前の木の認識に始まり、世界全体を知りつくす「絶対知」にいたるまで。文明の始原から近代ヨーロッパの壮大な知まで―。人間精神のあらゆる領域を踏破する、哲学史上最難解の書を、「ヘーゲル翻訳革命」の著者が、明快に読みつくす。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 238ページ
  • 出版社: 講談社 (1999/3/10)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4062581531
  • ISBN-13: 978-4062581530
  • 発売日: 1999/3/10
  • 商品パッケージの寸法: 18.6 x 12.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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64 人中、56人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 入門書というより解説書 2003/10/20
投稿者 九鬼
形式:単行本(ソフトカバー)
この本では『精神現象学』の内容(引用されている『精神現象学』の文は、全て筆者が翻訳した『精神現象学』を元にしている)がコンパクトにまとまっている点が魅力だが、やはり『精神現象学』は難解である。
私は『精神現象学』を読む前にこの本を読んだが、『精神現象学』を読んでいる途中、または読み終わってから、この本を改めて読み返したいと思った。そうような点から、内容が実に濃い本であるといえる。
しかし、『新しいヘーゲル』と重複している内容が多々あり、そちらを精神現象学の入門書とした方が適切ではないかと感じた。そのため、『ヘーゲル『精神現象学』入門』は、『精神現象学』の入門書というよりも、解説書と思った方が良さそうである。
難解の書である『精神現象学』を、分かりやすい形で読者に伝える筆者の姿に、星5つを与えても足りないと思うのは、私だけだろうか・・・
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35 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 『精神現象学』を読む前に 2007/4/4
投稿者 哲学する河童
形式:単行本(ソフトカバー)
『精神現象学』を読みたいなあと思ったのでその前に読んでみたけど、先に読んどいて大正解。直接『精神現象学』にいってたら確実に読むのやめてた。

著者は難解とされる『精神現象学』の邦訳が素晴らしくて、分かり易くなっているということでドイツ政府からなんとか賞を受賞したらしく、思う存分自分が訳した『精神現象学』を引っ張ってきている。その引用された部分を読むだけでも、『精神現象学』がどれほどに理解し難いかよく分かったし、それをわかりやすく解説しようとしているのもよく分かった。基本的に入門書というのは、とりあえず興味を持った人が手にするもので、読んだ後更に興味を持たせるのが目的なんだろうけど、読んだ後『精神現象学』を読むのは後回しにしようと思った(笑)それは『精神現象学』が今読むべきではない本だっていうことが、この本を読んでわかったから。そういうのも入門書の役割として考えて良いんじゃないかと思う。とにかく、『精神現象学』がどんな感じかよくわかったので、良い本なのではないかと思う。

ただ、これがヘーゲルの入門書ではなく難解とされる『精神現象学』の入門書であるために読者にある程度の知識を要求しているのかなんだか知らないけど、多少入門書としてふさわしくないのでは??と思うところがあった。例えば、「否定や対立や分裂がこれほどまでに強調されるのを見ると、わたした
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34 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 翻訳能力とは別? 2007/12/23
投稿者 古本屋A
形式:単行本(ソフトカバー)
画期的的な名訳には敬服。まずは、流れがわかってこそ、その書物は評価できるのであって、長谷川訳以前の「精神現象学」の翻訳は、どうみても正常な日本語ではない。「美学講義」「哲学史講義」「歴史哲学講義」と、従来のヘーゲルの翻訳の観念を崩す見事な翻訳が出たあとに、「精神現象学」の翻訳が1996年に出た。一時は喝采を持って迎えられ、翻訳賞の受賞など、哲学の翻訳とは思えないほどの注目振りだった。が、まもなく、文句が出始めた。「訳し過ぎじゃないか」「scheinenの意味が分かっているのか」「厳密な定義からいくと変だ」。俺に言わせれば全部言い掛かりの嘘っぱちだ。訳し過ぎない「丁度良い訳」とはなんだ、実戦英文解釈教室じゃあるまいし下らんことを言うな、厳密な定義とは何だ、勝手に作るな、そう言えば全部片の付くような下らんものばかり。おまけに、この翻訳を読んで理解できたくせに、まるで世話にならず前から分かっていたような口調で、96年以降にヘーゲルに言及し続ける怪しげな一団も居る。だが、そんな名訳を果たした人の割には、解説は面白くない。本書を読むより、この人の翻訳を読めば誰でもわかります。この人の書いたもので面白いのは「ヘーゲルの歴史意識」だけだと思います。
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9 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
投稿者 vivekatrek VINE メンバー
形式:単行本(ソフトカバー)
“真理は、秩序に分裂と対立と否定を持ち込み、秩序の解体と再生の絶えざる運動の内に、真の現実のありさまを見る「主体」として捉えるべき”(p.23, p.34)であり、「主体」の例は、人間、神、自然、歴史だとする。また、“自分自身の内から出てきた力によって自分自身を超えて行くものが意識”(p.38)であり、“世界全体に行き渡る否定の力を、個々の具体的な場面で発揮するのが人間の意識”(p.39)だとする。これらの論理的帰結として、否定の力が最も強い人間の意識を「主体」として捉えれば真理に到達できるとヘーゲルは考え、それを「絶対知」と呼んだのであろう。

その「絶対知」に至る意識の成長過程が精神現象なのであり、「絶対知」は“安定と静謐のうちに世界の本質を見ること”(p.212)ではなく、秩序に分裂と対立と否定を持ち込み、秩序の解体と再生の絶えざる運動の内に、真の現実のありさまを見ること”(p.34)である。つまり、「絶対知」は最大で不動の精神(i.e. 実体)ではなく、最大を次々と更新し続ける精神(i.e. 主体)なのである。換言すれば「絶対知」とは、スピノザが神を定義した無限大ではなく、膨張し続ける無限大なのである。従って、意識が「絶対知」に向かって進んでも、蜃気楼のオアシスのように辿り着けないのである。ここで、「絶対知」を亀とし、意識をアキレスとしたパラドクスが組み
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