これが小説かってぇと違和感がありますね。字で書いた漫画か何か。テンポ良くぽんぽん進むので読み終えるまであっという間ですが、テンポが良過ぎてキャラや背景の説明は殆ど略されてるので、うっかりこの巻から入った私には何の話か今いち把握できてない部分があります。
長所はすぐ読めるところ。薄い関連のある短編3本が入っています。歩兵(工兵かな?)が商売の主人公たちに、おかしな能力を設定せずに、身一つであの手この手と事態を切り抜けさせてるのも長所だと思います。お話の作り方として真っ当ですね。
短所はお話にタメが無くて進行が慌しいのと、主キャラ二人の言葉が汚らしいこと。兵隊言葉って意図かも知れませんが、主人公なのにチンピラ弁というかヒネた学生弁というか、普通ならやられ役のザコ敵辺りに割り振るような小汚い日本語で全編通してるのは好みに合いませんでした。何かお嬢様っぽいキャラがちらっと出ますがこれもすぐ言葉が崩れちゃうし。喋り方が一緒だから性格まで一緒に見えて、つまり書き分ける気があんまないらしい。
すごい外したとは思いませんが、シリーズ揃えて読もうって気にもあんまならないですね。