最高です!ヘンデルのオペラがこんなに面白いなんて知りませんでした。セルセ王が弟のアルサメーネの恋人のロメルダを横取りしようとし 婚約者のアマストレにばれて反省するといういわば どたばた喜劇です(フィガロの結婚とそっくりですね)。ともかく最初から最後まで音楽が美しい。はじめに歌われるオンブラマイフしか知らなかったのですが、なぜ20世紀まで演奏されなかったのか不思議なくらいです。歌手もすばらしい方ばかりで 歌はもちろん演技も容姿もいいので ストーリーにどんどん引き込まれていきました。(セルセ役のラスムッセンがもう歌っていないのは残念でなりません)アリアではないのですが、セルセ王が アルサメーネに裏切られたと思い込みショックを受けるロミルダに"それでも愛するのか?"と問い ロミルダが"愛し続けます"と答えるやり取りの部分は 美しすぎるメロディに思わずジーンときて切なくなりました。舞台や衣装もモノトーンに統一されていて 喜劇で軽くなりそうな雰囲気が クラシックな感じになり それぞれの場面の歌や演奏がより深く感じられた気がします。何度聞いても飽きない作品です。 もっともっと沢山ヘンデルのオペラを聞いてみたくなりました。