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ヘルメットをかぶった君に会いたい
 
 

ヘルメットをかぶった君に会いたい [単行本]

鴻上 尚史
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

革命と青春を描いた鴻上尚史による初の小説。
ある日、テレビに映った1969年4月の元少女。ヘルメットをかぶった君は今、どこで何をしていますか? 「僕」は彼女を探し求めながら、いつのまにか秘密の爆破計画へと引きずり込まれて…。

内容(「BOOK」データベースより)

1969年のヒット曲『風』が流れて、学生運動の映像が流れ始める。僕には、学生運動の初期の映像だということが分かる。連合赤軍事件や内ゲバにたどり着く前の、どこかのどかさが漂う映像。一人、ヘルメットをかぶった女性の顔がアップになる。どこか涼しげで聡明そうな顔。彼女は、視線を移し、口を動かす。「あっ!こんにちは!」のように読みとれる。その瞬間のはじける笑顔。僕は、彼女に会いたいと思った。ヘルメットをかぶったあなたに会いたい、と猛烈に思った。鴻上尚史、初の小説。

登録情報

  • 単行本: 304ページ
  • 出版社: 集英社 (2006/5/2)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 408774809X
  • ISBN-13: 978-4087748093
  • 発売日: 2006/5/2
  • 商品の寸法: 19 x 14 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 157,398位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
 内容は、学生運動当時の映像を見て、そこに写っている彼女を見つけたい、というノンフィクションを織り交ぜたかのようなフィクションです。

 メインテーマは「学生運動」。鴻上自身は当事者ではないし、当事者の次の世代で、その当時のエネルギーに恋焦がれ、彼女を探しながら、時代と精神分析を進めている。国とマスコミの策略で迷走したエネルギー。

 つかこうへい氏の「飛龍伝」を読んだことのある人は、読んでみてもおもしろいかも。当事者と当事者になれなかった者の違い。リアルさと勢いと。

 自分たちの世代は「ノンポリ」という言葉さえ死語であったし、理想を語ることや政治に対して意識を傾けることすらなにか「普通ではない」と、他人との違和感を覚えるような教育や社会だったと思う。だから、鴻上氏ではないが、その時代に恋焦がれるものをもつのも実際。

 

 ラストは好みがわかれると思います。私はちょっぴりいただけなかったです。
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 初の小説とのこと。途中までは鴻上さんが過去にも戯曲やエッセイで語られてきた内容が随所に出てきます。

 後半になると、フィクションなのかノンフィクションなのかわからないのですが、戯曲『リンダ リンダ』の世界と重なった展開が見えます。

 私は小説として読みましたが、鴻上さんの思いがちりばめられている一冊だと思いました。

 戯曲やエッセイを読んできた人にとっては少し物足りない展開かもしれません。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By よう
形式:単行本
鴻上氏は小説書きではない,だからこの小説には読んでいてもわかりにくい部分,余計な部分,足りない部分が随分あるような気がしてならない。しかしそれだけ氏には「これだけは書きたい」という熱い塊のようなものがあって,それがグイグイ迫ってくる気がして胸を打たれる思いがした。考えてみれば,このような思いを内蔵しない小説なんてゴミのようなものとも言えるのだろうが。

私は氏より更に何歳か年下で,しかも大学は地方だったから,また思いは違うのだが,それでもなぜ70年代の学生は「世の中は変えられるし,変わるべきであり,それをなしとげるのは自分たちである」と思えたのか,なぜ自分たちはそのように思わず,テレビを観て笑い転げ,より快適に,より楽しく生活するために日々を過ごしていられるのか?と自問することはある。難しい問題だ,本当に難しい問題ですね。この本が沢山売れて,より沢山の私たちの中に,小さな爆弾を仕掛けてくれることを祈っています。
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