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5つ星のうち 5.0
アメコミ映画の最高傑作!!, 2005/5/11
レビュー対象商品: ヘルボーイ デラックス・コレクターズ・エディション [DVD] (DVD)
既に一つのジャンルとして確立されたアメコミの映画化。 今までの『バットマン』・『X-MEN』・『スパイダーマン』等と言ったメジャーなキャラクターとは異なり、この『ヘルボーイ』は日本のファンにとっては比較的マニアックな存在だったが根強い人気を誇っていた。 その映画化を手掛けたのが原作コミックに惚れ込んでいた鬼才ギレルモ ・デ・トロ、彼は原作コミックに最大限の愛情と敬意を持ちながら他に類を見ない一本の映画として作り上げた。 原作のマイク・ミニューラの独特の世界と、ギレルモの独自の映像美とマニアックさの融合が素晴らしい。 本作の魅力の一つが主役のヘルボーイを演じたロン・パールマンだ。 素顔でもヘルボーイそっくりだが(失礼!)、彼は皮肉屋で「人間の心を持った悪魔」を見事なまでに魅力的に演じている。 あと現在ハリウッドで“薄幸な美女”を演じたら最も魅力的なセルマ ・ブレア扮するリズ、ナチの残党で殺戮人形クロエネン、ヘルボーイの相棒で親友の半魚人エイブ、殺される度に増殖する怪物サミュエル等…実に異形かつ魅力的なキャラ達が続々と登場して楽しめる。 マニアックな所ではラブクラフトへのオマージュが憎い! 過去にラブクラフトと彼が生み出した「邪悪な太古の神々」を扱った作品は沢山あったが、ここまで見事に映画として描ききった作品は他にはないだろう。 正にアメコミ系の作品としてだけでなく、怪獣映画としても新たな最高傑作の誕生だと断言して良い筈だ(ラストでのビヒモスとの決闘シーンは本当に必見!!)。 このDVDの特典映像は自らマニアだと自認するギレルモらしく、非常に貴重で興味深い映像が満載で観ていて楽しい。 既に続編の製作も決定しているが、是非多くの人に観て欲しい愛すべき傑作である。
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5つ星のうち 4.0
なかなか面白いぞ、こりゃ!!!, 2005/4/4
レビュー対象商品: ヘルボーイ デラックス・コレクターズ・エディション [DVD] (DVD)
アメコミ物に少々飽食気味で辟易してきたところで、「またか」という人たちも多いことでしょう。私もその一人でした。しかし、この作品は何かが違う。ほかの作品とは何かが違う。つまるところは作り手の作品に対する愛情ではないかと思います。 原作は知らないのでなんともいえませんが、キャラクターがまず魅力的。主役のヘルボーイが実に面白い。巨漢の赤い肌を持つ怪力男。ちょんまげは?(笑)ですが、葉巻プカプカと、昔のヒーロー像を思い浮かべるようなキャラ。豪快なのに愛する女性にはとても不器用で、育ての親である教授への愛情と、人間以上に人間臭いその造形は、古い方ながら最近では逆に新鮮に感じられるものでした。 他にも登場人物も魅力満載。怪人たちもさることながら、なんか彼らの存在をあっさりと受け入れて同胞としているFBI職員には妙に笑えた。やな感じのFBI長官も最後にはヘルボーイと和解と、あんがい人間ドラマがいい感じなのでした。 惜しむべきは、やや敵役がいまひとつといったところ。ねじ仕掛けのナチスの殺し屋は面白かったのですが、ラスプーチンは消化不良。ラストのバケモノがいきなり現れるのも強引だし、そもそもお話が妙に神話しているのが、描きこみ不足で空回りしているのが残念なところでした。 しかしながら、見ていて面白いのは確か。スカッと気持ちよくなりたいアクション映画が見たいのなら、今のおすすめはこの「ヘルボーイ」です。
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5つ星のうち 4.0
カッコ悪い魅力, 2005/4/27
レビュー対象商品: ヘルボーイ デラックス・コレクターズ・エディション [DVD] (DVD)
よくあるタイプのヒーローものとは少し毛色が違う内容です。 なんといっても主人公である「ヘルボーイ」が実にカッコ悪い。 原作でもそうですが、悪魔なのにちょっとタフで怪力なだけで 特にコレといった特技や技があるわけではなく、 敵とのバトルは基本的にぶちかまし系の肉弾戦。 すこぶるダメージをくらってます。 そして闘いながら愚痴るわ悪態つくは…ただのおっさんです。 実写版ではさらに恋心や容姿に対するコンプレックス、父親に弱いガキの性質までプラスされ、さらにみっともなくて情けない実に人間味あふれるキャラになっています。 悪魔なのに。そもそもあの見た目でボーイって…。 こんな人間くささが駄目な人には受け付けないかもしれませんが、しかしこのカッコ悪さこそが「ヘルボーイ」の最大の魅力ではないでしょうか。バットマンやスパイダーマンとは違って、 ヘルボーイとは普通に友達になれそうです。 脇を固めるキャラクターもインテリ系でお人好しな半魚人、念力発火能力を持つ欝な美女、ゼンマイ仕掛な殺人鬼、と変なのばっかり。 ダークでドロドロしたゴシックホラーな雰囲気の映像の中、個性ありまくりのキャラ達が好き勝手に動いてる感じが実にナイスな映画なので、原作ファンのみならず、少し変わったヒーローものに興味ある人にオススメ。ストーリーのチープさはこの際無視しときましょう。 唯一、敵役であるラスプーチンの存在感が薄いのが難かな。
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