容姿は悪魔だが、人間の心を持った異色のヒーロー像で注目された「ヘルボーイ」の続編が登場!前作に比べて格段にスケールアップしたアクションや、美しい背景と不気味なクリーチャー達等のCGも更に完成度を上げ圧巻である!クリーチャー達の容姿や描写は、かなりグロテスクに表現されていて不快感を感じる方々もおられると思うが、「パンズ・ラビリンス」を例にとるまでもなく「グロテスクな描写とダークな世界観の融合」がデル・トロ監督の持ち味でもあるのだろう。前作では「ヘルボーイ」達と人間達の関わり合いが細かく描写されていたが、本作「ゴールデン・アーミー」では「ヘルボーイ」と人間達との確執は描かれてはいるが、メインとなるのは敵方ヌアダ王子の人間界へ戦争を仕掛ける為の無敵戦士軍団「ゴールデン・アーミー」の復活が中心になり、人間界の描写はかなり抑え気味である。個人的には前作の世界観を更に広げたストーリーを期待したが、本作はデル・トロ監督の志向がよく出た「ダークファンタジー」に変貌を遂げた仕上がりになっている。キャラ設定では前作で地味な扱いだった「リズ」がユーモア溢れるキャラ設定になり魅力的になっていて嬉しかったな‥。水棲人間「エイブ」とヌアダ王子の妹のヌアラ王女とのほろ苦いロマンス(笑)もストーリーにメリハリを与えて興味深く描かれてイイ感じに盛り上げる!不満点もあるが、前作譲りの豪快なアクションや大迫力のCG、個性的なキャラ設定など「ヘルボーイ」の続編としての魅力は損なっていない。新キャラのエージェントのドイツ気質で規則厳守バリバリのガス体「ヨハン・クラウス」と正反対の粗暴で荒っぽい「ヘルボーイ」との可笑しな掛け合いも本作の見所のひとつである。エンターテイメント性も向上した痛快アクションヒーロー作品に生まれ変わった「ヘルボーイ」の続編!前作を観て気に入ったなら観ても絶対に損はしない快作だと思います!