アメコミとはいえ、日本のマンガと読みやすさは変わらない作品。
一見クセがある絵柄だが、読めば読むほど味が出てくる。
神話、宗教的な要素や、神・悪魔の類が出てくるので、
そっち系が好きな人は特に楽しめる。
クトゥルフ神話の影響もあるらしいが、その知識は特に必要ない。
また本書は15編からなる短篇集なので、
1つのエピソードがサラッと読めて読後感が良い。
著者本人が認めているように、この人は短編が得意なようだ。
全てを読み終わったあとも、まだまだ読んでいたい気持ちになった。
ただこの手の海外コミックを見て思うのは、
日本のマンガにおける『動線』というのは素晴らしいんだなという事。
この作品も動きを補足する線が少ないので、
アクションシーンでも画が止まっているような印象を受けた。
それを加味しても十分に堪能できたので★5つ。