1968年製作のユニバーサル映画です。災害に人間ドラマを織りまぜて描き、70年代に到来するパニック映画ブームを先取りしたともいえる作品ですが、ジョン・ウェインの映画らしく、酒場での乱闘や消火活動を妨害するゲリラとの戦闘など、西部劇や戦争映画を思わせるシーンもあります。著名なデザイナー、イーディス・ヘッドによる衣装も魅力的です。
本品はスコープサイズがスクイーズで収録されており、良好な画質です。テレビ放映版の吹替音声(パッケージによると、声の出演は小林昭二さん、上田みゆきさん、田中信夫さん、水城蘭子さんほか)も楽しめますが、予告編そのほかの映像特典が一切なく、英語字幕も収録されていないことが残念です。また、キングレコードさんから発売されている洋画DVDには解説リーフレットや宣材レプリカが封入されているものがありますが、今回は付いていません。それでも、本作が国内で初めてDVD化され、手軽に視聴できるようになったことはうれしい限りです。
かつてテレビ放映やVHSで見ることができたものの、今のところDVDがなく視聴が困難なユニバーサル作品としては、グレゴリー・ペックとソフィア・ローレンのサスペンス「アラベスク」、リチャード・バートンとジュヌヴィエーヴ・ビジョルドの歴史ロマン「1000日のアン」、ロバート・レッドフォードとキャサリン・ロスの「夕陽に向って走れ」、ロバート・ショウとジュヌヴィエーヴ・ビジョルドの海洋アクション「カリブの嵐」、フランク・ランジェラとローレンス・オリヴィエの「ドラキュラ」(1979年版)などがあります。これらが発売されることを期待しています。