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ヘミングウェイ短篇集 (ちくま文庫)
 
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ヘミングウェイ短篇集 (ちくま文庫) [文庫]

ヘミングウェイ , 西崎 憲
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

マッチョなイメージの強いヘミングウェイだが、彼はモダニズムの作家として、繊細でおそろしいほどの切れ味をもつ短篇を生みだした。彼は、女たちをひじょうに優しい手つきで描く。弱く寂しい男たち、冷静で寛大な女たちを登場させて描きだしたのは、「人間のなかで人間であることの孤独」だった。ジョイスが完璧と賞賛した「清潔で明るい場所」をはじめ、14作を新訳・新編集で贈る。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ヘミングウェイ,アーネスト
1899‐1961。作家。アメリカ、シカゴ郊外で生まれる。新聞記者をしたのち、1918年赤十字要員として北イタリア戦線に参加、重傷を負って帰国。その後パリに渡り、G・スタインらと親交を深め、小説を書き始める。『日はまた昇る』『武器よさらば』で作家の地位を確立。スペイン内乱、第二次世界大戦にも参加。54年ノーベル賞受賞。61年猟銃で自殺

西崎 憲
翻訳家・作家・アンソロジスト。『世界の果ての庭』で日本ファンタジーノベル大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 285ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2010/3/12)
  • ISBN-10: 4480426841
  • ISBN-13: 978-4480426840
  • 発売日: 2010/3/12
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 71,641位 (本のベストセラーを見る)
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15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ringmoo トップ500レビュアー
形式:文庫
ヘミングウェイと言う作家については、「誰がために鐘は鳴る」「武器よさらば」「老人と海」と言った長編小説は読んでいましたが、短編となるとここにも取り上げられている「キリマンジェロの雪」くらいしか読んでいませんでした。

こうして14編の短編を読んでみると、この作家がいかに人物描写に優れており、「人間」と言うものを常に考えていたのだなと言うことが良く解ります。

「キリマンジェロの雪」を除いて、もっとも印象に残ったのは冒頭の「清潔で明るい場所」です。
全編に漂う「虚無感」がユーモアと言うオブラートに包まれて、心地よく心に浸み込んできます。
何と言う世界なのでしょう。
この短い小説の中でこれだけの雰囲気を伝えうるのかと、感嘆しかありえず、何度も読み返してしまいました。

その他の短編も皆凄い作品ばかりですが、猫好きの私としては、「雨のなかの猫」が本当に可愛い作品ですが、気に入りました。

「キリマンジェロの雪」に関しては、何度読んでも素晴らしいと思うのですが、冒頭に書かれているキリマンジェロの山頂近くの豹の死骸の話は、即ヘミングウェイと結びついていて、忘れられない文章です。

短編小説の楽しさを十分に堪能させてくれた作品集でした。
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