どこかで訊いたテーマとお思いの方もいると思うが、
かつてAmazonでも話題となった
萌えるヘッドホン読本制作委員会も協力した、
いわば萌えるヘッドホン第2弾。
ただし、掲載されている機種の幅広さ、コメントの丁寧さなど
ヘッドホンカタログとしての役割はやや劣っている。
1万円前後の普及価格帯はそこそこラインナップされているものの、
生産完了品やちょっと普通ではないマニアックなヘッドホンなど
自称ヘッドホンマニアの自分的には
「どういう基準でヘッドホンを選んだのだろう?」と思うような
やや不思議でターゲットが見えにくい構成に思う。
せっかくよい音源、よい機材で試聴したと思われるのに、
レビュー記事は全体的に薄く、情報量としてはやや消化不良気味か。
どちらかというと、この本は空想ヘッドホンや
広告風イラストなど画集としての価値が高そうだ。
しかし、画集に重みを置くにしても、絵師の方のコメントが一切なく、
なんとなく味気ないものに感じてしまう。
女の子にヘッドホンって面白いなぁ、という観点で
それからさらに踏み込んで立派なオーディオ本にしたのが「萌える〜」の功績だった。
この本は萌える要素とオーディオ要素がどっちつかずで
フラフラと漂って中途半端に着地してしまった感がある。もう一歩だった。
なお、ファイナルファンタジーでおなじみの植松伸夫氏が
インタビューで登場している。
内容としては普通で、ありふれた感じなのだが、
個人的には植松氏といえば10年前くらいの姿で記憶していたので
「ああ、もう随分おじいちゃんだなぁ…」としみじみ思ってしまった。