昨年に続き購入しました。2011年版は付録が欲しくて買ったようなものでしたがww
この手の冊子の宿命として総覧的なものになってしまい、一つ一つの製品を深く掘り下げた紹介を載せられないのは致し方ないこと。
であるならば、各アイテムの説明はもっと簡潔にし、フォントサイズの上げて、可読性に配慮があっても良かったのではないか。この手の本を手にする読者には中高年も多いはず。今年51になる私には、小さな文字を追いづらく疲れました。
また、ネットを通じて鮮度の高い情報、多くのレビューを入手できる時代において、この手の冊子には個々のユーザーが求める方向性を浮き彫りにし「自分はこのあたりの製品があっているのではないかな?」といったヒントを与えるような存在であって欲しいとも思います。そういう意味では、模索し努力した形跡は認められるとは言え、従来の「一応まんべんなく掲載しておきました」的編集を脱却していないように思えます。迷えるオーディオユーザーのために、腰を据えて求める方向性を考えさせてくれるような編集を今後に期待したいですね。
紙媒体だからこそ堅持して欲しい「読みごたえ」を感じる記事が、少ないとは言え、昨年よりも増えた点には編集部の努力を感じます。
例えばファイナルオーディオデザイン「MURAMASA」を紹介した山本耕司さんの、主観性に立脚したレビューには大いに共感を覚えました。
こういう斬新な切り口でレビューを語るなんて、私は好きです!(製品自体にはあまりに特異すぎて興味を持てませんでしたがw)
またソニーのマルチBA機開発秘話的な記事、リスニングによる聴覚異常への注意を喚起する「耳の健康と安全を考えよう」、日本におけるヘッドホン史を語る「日本のヘッドフォンの黎明期」など、とかく技術面に偏りがちになりやすいこの手の冊子において、読みごたえや本当の意味でためになる記事があるのは好感を持ちました。ぜひ次号以降もこのような記事を拡充していただきたいですね。
さらに注文をつければ、ユーザーの姿も見える記事なんかも今後は掲載して欲しいなぁ...ムリかな?