ヘッドフォンについてはまだまだ素人な私ですが、ヘッドフォン関連の読み物を一冊も持っていないのはどうかと思い購入してみました。
レビュー内容はともかくとして、ATH-A900TiやATH-CK10、Pro2500やMDR-EX700SLなどの下半期に発売された新機種の情報も豊富で、インターネットなどで情報が出きっていない商品のレビューはある程度参考になるでしょう。
この本の内容はレビュー本文と得意な音楽ジャンル、ヘッドフォンの写真やスペック、それと「全体の音の分解能(サラウンドの広がり)」「装着感」「高音域の伸び」「中音域の充実感」「低音域の豊かさ」を五段階評価でグラフにしたものが掲載されており、特に内容が不足しているとは思いませんでした。
しかし、レビュー内容に公正を欠いているような印象を受け、TriportIEが「細かな音の描写力にも長けている」などという素人からしても実際の音とは相反していると分かる記述、MDR-CD900STがあたかも長時間使える聞き疲れしにくいヘッドフォン(装着感の素晴らしさについての記述のみで、エッジのきつい音で聞き疲れするという記述がなされていない)という長所ばかりを全面に押し出したレビューが目立ちます。あと、ゼンハのヘッドフォンも割と低い評価になっています・・・
悪い評価を下しにくいのは分かりますが、スポンサーになりそうなメーカーを持ち上げているようにもとれる行為はどうかと思います。
内容に若干の不満はあるものの、このような本が珍しくなっているために、質の向上ととも年刊誌としての定着を望むばかりです。