池口恵観のわかりやすい文章で,空海の思想を現代の悩みに応用してくれている.内容は「今日の生き方と明日の幸せをつなぐ糸をしるために」,「自信を持って前向きに生きるために」など大きく5章にわかれ,それぞれの章で平易なことばで空海の教えを引用した上で現代生活におけるその意義付けを解説している.
ヘタな人生論より..という題目だが,他の人生論やビジネス書を読んだ後であるが故に内容がある程度整理された気がする.宇宙は繋がっている,そしてそれが故に感謝し,人のために努力する.どこかで聞いたことのある教えがほとんどなのだが,日本人らしさのにじみ出た内容からか不思議に納得できた.また1200年前にこのような思想があり,現代の海外から出版されている人生論(例えばラテに感謝
ラテに感謝! How Starbucks Saved My Life―転落エリートの私を救った世界最高の仕事)でもほぼ共通する経験論が書かれていることを考慮すると,頭で判っていながらも逆にいかにその実践が難しいことかに気付かされる.